【保湿成分の種類と特徴】皮膚科医も絶賛のセラミド効果とは
保湿成分はどんなものかといいますと、肌にうるおいを与え、しっとりさせつつ、肌を守る美容成分だと考えていいでしょう。
スキンケアで使う化粧品には必ずと言っていいほど配合されています。
そこでどういう性質と特性があるのかも知っておきましょう。化粧品選びの目安になります。
保湿成分にも種類がある
保湿がスキンケアで重要なのは理解していても、保湿成分に関しては漠然としているという方も多いのではないでしょうか。
たくさんの保湿成分があっても、どういう性質があって、さらにどのようにうるおいを与えながら働きかけるのかは知らない方もいるものです。
でも使ってみて気持ちよく、潤うなら、とあまり関心がないかもしれませんね。
ここで知っておきたいのは、多くの保湿効果のある化粧品の保湿成分は複合的に働きかけて、うるおいを持続させているということです。
つまり働きかけ方の違いを利用し、持続して肌にうるおいを与えられるように処方されているというわけです。
また、肌への刺激を控えめにさせるため、複合的にうるおわせる、という目的の仕組みもあります。
単にうるおいを与える成分だと考えるだけではなく、こういう仕組みで肌にうるおいを与えているのか、
と理解すると、自分向けの保湿成分も把握できるようになります。
肌に刺激を与えずにゆっくりうるおうものや肌そのものにうるおいがしっかり届くものなど、
保湿成分も性質が変わって、それぞれを生かすように化粧品に配合されているのです。
どのように保湿するかは3つのタイプがある
出典:global.rakuten.com/
まず水分を挟み込んで肌に行き渡る保湿成分の代表格が最強の保湿力を誇るセラミドです。
セラミドは肌にもともとある脂質で、角質層にまで行き渡って、肌にしっかりとうるおいを与えます。
この水分を挟み込んでうるおいを与える保湿成分の仲間は
- スフィンゴ脂質
- 水素添加大豆レシチン
- ステアリン酸コレステロール
があります。
水分を抱え込んで肌にうるおいを与える保湿成分は、
おなじみの
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- エラスチン
といった、よく出回っている化粧品でよく見る保湿成分です。
どれも皮膚の中にある成分ですが、肌に使った場合は表面で広がってうるおいを与えます。
なおヘパリン類似物質もこのように肌に使うと保湿力を発揮する成分です。
最後になるのは水分をつかんで肌に働きかける保湿成分です。
この仲間は、
- 天然保湿因子(NMF)
- プロピレングリコール
- グリセリン
です。
保湿力を期待してというよりも、水分をつかむ性質を生かして配合されることが多く、
いうなれば肌の水分量を安定させてくれると考えてもいいでしょう。
※私がスキンケアで効果を感じた記事はこちら
敏感傾向にある肌こそ信頼できる保湿成分を
出典:beautyandhealthanswers.com
ざっとあげていくだけでも保湿成分は多いものです。
ここでまた考えるべきなのは、
敏感傾向にある肌の方にはどんな保湿成分が好ましいか?
ということです。
敏感肌に近い肌の方は、特に保湿で肌を強化させる必要があり、保湿成分も吟味するほうが好ましいといえます。
うるおいで弱っている肌のバリア機能をサポートさせるわけです。
おすすめの保湿成分はセラミドですが、肌タイプによっては、
セラミドの含む油分でニキビができやすくなる場合もあります。
ですからセラミドだけではなく、他の保湿成分があっていることもあるので、試してみてから選ぶのが一番です。
ですから保湿化粧品を選ぶ際には、保湿成分のチェックとテスターでの肌へのチェックが重要になります。
1種類ではなく、複数の保湿成分で肌を守る
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皮膚科医の中には「セラミドの美容液さえあればスキンケアで保湿は完璧にできる」というご意見の方もいます。
しかし、肌との相性もありますし、多くの保湿効果に優れている化粧品は複数の保湿成分でうるおいを持続させられるように配合しています。
たとえば、セラミドを主成分にしても表面を守るようにコラーゲンも配合、という形なのです。
うるおいを与え続ける効果を持続させたい目的がある化粧品の場合は浸透する保湿成分と表面で覆う保湿成分を合わせ技で使うことも多く、またそのほうが肌に刺激が少なくなるのです。
「保湿成分がわかれば、自分で化粧品が安く作れるかも」とお考えでも不可能です。
実際に売られている化粧品は、安全に使う工夫がなされ、また買って使うほうが簡単です。
※私が市販品で解消できなかった潤い不足を解消した記事はこちら
⇒市販品のセラミド配合美容液は効果微妙だった私の潤い不足はこれで解消